2003年〜


盆栽をはじめようと、ふと思いつき、本やらを読みつつ、木を手に入れ始めました。
しかし、適当なもので、黒松で、最初に手に入れたものは、ホームセンターで買った苗。
培養もせずに切りまくって、枯らしてしまいました。
まだその松が健在だった頃、次に手に入れた黒松がこれ。


虹ノ松原号


入手は1/12。
佐賀県唐津に、虹ノ松原という、有名な松林があるのですが、そこからかっぱらってきたものです(^^;
車でブイーと行って、ボスっと引っこ抜いて、持って帰ってきました。
今思えば、間違えだらけです。

まず、採ってきてはいけない。
でも、虹ノ松原、苗が群生しているところが探すとあるんだけれど、メインのところには、苗は全然無い。
管理されているのでしょう。
つまり、苗は、雑草のごとく、処分されているのでしょう。
そう思えば、持っていってもいいのではないか??
自分勝手な考えでしょうか?
でも、あんまり間違っている気もしません。

次に、引っこ抜いてきてはいけない。
根を大切にしてやらないと(^^;

最初に発見した時は、針のように細い事に驚かされました。
まだ、実生を経験していなかったので、これが木か?本当に松の子なのか?みたいな。

この後、黒松の実生も試して、今も育てているのですが、その苗の小ささに、またビックリ。
木も、子供は小さいんだなぁと、妙に感心し、また大木ってのは、すげーなと思いました。
実生で生えたての木なんて、木じゃないもんね。
草よ、いや、ほんと、芽よ。
種から生まれて、あんな大木になるなんて、確率で考えても、それはすごく低い事でしょうもんね。


黒松実生苗群生
松の子ってこんなのよ。


さて、そんなむちゃな採り方をした挙句、100円ショップの「園芸の土」とかいうのに植えて、さらにすぐに針金までかけちゃう始末。

この土が、あまりにも水はけが悪かったので、すぐに赤玉土に植え替えたのですが、そんな過酷な環境にも見事耐え、生きてくれています。
すごいです、虹ノ松原号。

っていうか、ごめん。

そう、案外すくすくと育ってくれました。
針金を外したのは、春ぐらいだったかな。
私の引越しにも耐え、置き肥と水をぐいぐい吸い、少し太く、大きくなってくれました。



'03.8/26の姿。
前の写真よりは育っているのがわかるよね。
幼いカンジだけど、元気そう。
針金を春ぐらいまではかけていたのですが、
案外効かなかったので、
思ったようには曲がりませんでした。


秋まで著しい成長を見せ、冬になりました。
育てながら学び、ほんと、よく生きてくれたな、虹ノ松原号と、感謝しております。


'03.11/30の姿。
だいぶ木らしくなってくれたものです。

あんな扱いでありながら、元気に育ってくれました。
樹勢は旺盛であると思って良いでしょう。
休眠に入ったので、以前の針金かけで気に入らなかった曲をつけなおす。



針金がけ後

立ち上がりが気に入りませんが、
それは春の植え替えで考えようかと。

ついでに芽かきもする。


3芽あったので、


中央の芽をかき取る。


'03.12/1、葉すかしをしました。
前年葉と思われる葉を落とす。


ちょっとは、すっきりしたでしょうか?


'03.12/6、針金をさらにかけるために、本年葉もかなり落とし、唯一持っている枝を下に下げてみた。
頂点も下げてみた。

この写真は、上までの写真と、表裏が逆になっています。

今はすげーショボいカンジになったけれど、右側の枝先に2芽あるので、ここから枝棚を展開させ、左側の頂点にも2芽あるので、その奥の芽で、後ろの枝を、手前の芽を少し伸ばし、そこでまた芽を作らせて、二の枝と、頂点を作る予定。
なんか、ようやく微妙にだけど、イメージが湧いてきて楽しい。



'03.12/31、冬季消毒に、石灰硫黄剤を施す。
これで、今年の作業は終了。
あとは春を待つばかりだ。



TOP .....続く
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